皆さんは毎日の疲れをどのように解消していますか?
ストレス社会と言われる時代だからこそ、心も体もゆっくり癒されたいものですよね。
私は、よく自宅で抹茶を点てて飲むんですが、これがなんとも美味しくて!
「抹茶を点てる」なんてハードルが高く感じるかもしれませんが、実は茶道の作法を知らなくても、必要最低限のものがあれば抹茶を気軽に楽しめることができます。
そんなわけで今回は、誰でも簡単に楽しめる抹茶の点て方や美味しく点てるポイントについて、ご紹介します。
抹茶とは?
そもそも抹茶といえば、「薄茶(うすちゃ)」が一般的です。
観光地の甘味処などのメニューで抹茶を見たことある人も多いでしょう。あれも、薄茶です。ここで、紹介する抹茶の点て方は、あの薄茶の点て方です。
ただ、実は抹茶には「薄茶」以外にももう1つ種類がありまして…
それが、「濃茶(こいちゃ)」。
文字からもわかるように、濃茶は薄茶よりも抹茶の濃度が濃く、その量なんと薄茶の2倍です。抹茶をたくさん使う割に少ないお湯で仕上げるため、濃茶は「点てる」ではなく「練る」という言葉が使われることもあります。
薄茶用の抹茶を使って濃茶を練ると苦味が強くなりすぎて味がきついので、抹茶を選ぶときは注意してくださいね。
抹茶を点てるときに必要なもの
抹茶を気軽に家で飲むには、まずは必要最低限の道具を用意しましょう。
- 抹茶の粉
- 茶筅
- 茶碗
ほかにもあれば便利な道具はありますが、これら3つを最低限用意すれば、抹茶が点てられます。
抹茶の粉
お茶屋さんだけでなく、最近ではスーパーのお茶コーナーにも置いてあることも。安いものは500円前後(30g)で購入できます。
私は、最初スーパーのお茶コーナーの抹茶から挑戦しました。
抹茶を買うときに、よく似た緑茶の粉と間違えないよう注意しましょう。
茶筅
抹茶を点てるのに特に重要なのが「茶筅」です。
穂先の数や中国産か国産か、などで値段が変わりますが、穂数が多いほど細かい泡を作ることができ、味がクリーミーになります。
初めて抹茶を点てる人は、穂先が80本前後の「八十本立」や100本前後の「百本立」を選ぶと良いでしょう。 安いものなら1,500~2,000円ほどで売っています。
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100本立ての茶筅なら、初心者でも比較的泡がたちやすく、美味しくお茶をたてられるでしょう。また、3点セットには癖直しがついているため、穂先がすぼまった茶筅を挿しておくだけ楽に穂形を整えられるのも便利です。
茶碗
抹茶を点てるとき、どのような茶碗を使うか、という点も大切なポイントの1つです。
普段ご飯などをよそう茶碗は表面がツルツルしているものが多く、抹茶を点てるに適しません。できるだけ抹茶専用の茶碗を用意することをおすすめします。
「どれが良いのかわからない」と悩む人は、以下のセットがおすすめですよ。
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抹茶の点て方
上記の3つとお湯の用意ができれば、早速抹茶を点てていきましょう。
作法や飲み方については流派によって色々ありますが、自宅で楽しむだけなら気にしないでOKです。
かんたんな手順は以下の通り。
- 茶碗に抹茶の粉を入れる
- お湯を入れる
- 抹茶を点てる
最初はうまく点てられないかもしれませんが、コツを掴めばすぐにふんわりクリーミーな泡を作れるようになります。くわしく見ていきましょう。
茶碗に抹茶の粉を入れる
まずは、用意した茶碗に抹茶の粉を入れましょう。
1杯に必要な抹茶の粉は2gほど。ティースプーンにかるく1杯ぐらいで十分です。
お湯を入れる
次に、茶碗に80℃ぐらいのお湯を注ぎます。
がっつり沸騰したお湯だと抹茶の風味が損なわれるので、 お湯が沸騰するよりも前で火を止めるのがポイントです。
3口半で飲みきれるぐらいのお湯(約70ml)を注ぎましょう。小さいヤクルト(65cc)より少し多いぐらいのイメージの量を注いでください。
抹茶を点てる
片手で茶碗を押さえながら、茶筅で抹茶をかき混ぜます。
最初は抹茶とお湯が混ざるようゆっくりかき混ぜ、だんだん手首を使って茶筅を前後に勢いよく動かしましょう。
泡が立ったら、最後にひらがなの「の」を描くようにしながら茶筅をゆっくり持ち上げれば出来上がりです。
美味しく抹茶を点てる3つのポイント
美味しく抹茶を点てるなら、以下の3つポイントを意識しておきましょう。
茶筅を縦方向に動かす
抹茶がダマになるときは、こしてから使う
茶碗は口が広いものを選ぶ
茶筅を縦方向に動かす
茶筅でかき混ぜるときは、茶筅を縦方向に動かします。
イメージは、数字の「1」や英語の「m」を描くように動かす感じ!
腕を軽く伸ばして、手首のスナップで茶筅をシャカシャカと素早く動かします。
抹茶がダマになるときは、こしてから使う
冷蔵庫から取り出したばかりの抹茶だとダマになっていることがあります。そんなときは、事前に粗目の茶こしでふるってから茶碗に入れましょう。
抹茶のダマが残ったままだと、お湯と混ざりにくく、抹茶の後味も悪くなるばかり。ふんわりとした後味のよい抹茶を楽しむために、できるだけダマは潰してくださいね。
茶碗は口が広いものを選ぶ
美味しい抹茶を点てるときに大切なのは、茶碗の形です。
できるだけ口が広いものを用意しましょう。その方が茶筅が振りやすく、しっかりと抹茶と湯を混ぜることができます。
さらに、茶碗の表面がザラザラしすぎない陶器の茶碗なら、よりgoodです!
一方で、
- 素材がツルツル
- 表面があまりにザラザラ
- 表面がボコボコ
している茶碗はおすすめしません。抹茶の粉とお湯が混ざりにくいため、お茶を点てにくいので注意しましょう。
まとめ
今回は、抹茶について紹介しました。
「抹茶」というと、つい「敷居が高いもの」とイメージしてしまうもの。ですが、抹茶を頂くことは、本来ゆっくりと時間を楽しむためのツールのひとつです。
細かい作法に囚われすぎず、好みのスイーツとともに自分だけの「極上の癒しの時間」を味わってみてはいかがでしょうか。
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