1日のうち、多くの時間を消費する「仕事」。
せっかくなら自分に合った仕事をしていきたいですよね。
「仕事が合わない」と考えながら1日を消費するのは、正直もったいなさすぎです。
それならいっそのこと、得意なことを仕事につなげてみるのはどうでしょう?
ということで今回は、得意なことを仕事というカタチにつなげるメリットについて、ご紹介します。
私たちが働く理由
「自分はなぜ働くのだろう」と考えたことはありませんか?
「マズローの欲求5段階説」では、人が働くモチベーションを以下のように分別できると説明しています。
生理的欲求:生きたいから
安全欲求:安全に暮らしたいから
社会的欲求:社会進出したいから
承認的欲求:他人から認められたいから
自己実現欲求:夢を叶えたいから
どの欲求にも共通するキーワードは「自分らしい幸せ」です。
そして、働く意味を誰かに決められることなく、自分で決めることが自分だけの本当の幸せを見つけるコツなのです。
このまま我慢し続けるつもりですか?
本当にその仕事に情熱を持っていますか?
「仕事が合わない」と感じる人は、「自分の幸せは何か」ということをもう1度考え直してみましょう。
このときヒントになるのが、「得意なこと」というわけです。
「得意」なら能力を発揮しやすい
「自分の得意なことで生活できるのはほんの一握りの選ばれた人だけ」と思っていませんか?
確かに得意なことだけで生活できるほど社会は甘くないかもしれません。ですが、自分の得意な分野なら、苦労やストレスも前向きに捉えることができるでしょう。
私がライターを選んだきっかけも、「得意なこと」だったからです。
もともと「言葉」 が好きで、学生時代からいつも時間があれば気になった言葉を調べていました。そして、その溜まった知識の点を、自分なりに線としてつなげていくのが得意だったんですよね。
といっても、最初からライターを目指していたのではありません。転々と仕事を変えて今の自分になりました。ライターは情報収集が命なので、記事によっては情報収集の量が膨大になることもありますが、それでも全力で楽しみながら仕事に向き合っています。
そんな私が言いたいのは、
「仕事が合わない」というのも仕事を辞める・変える立派な理由になる!!
ということ。
「なぜ働いているのか」という疑問が浮かぶほど自分の成長が見込めない職場にいるよりも、「好きだから・得意だからもっとやりたい」という気持ちを大切にしていきましょう。
合わないなら辞めればいいんです!
その方が、人一倍能力も発揮しやすく、どんなときも前向きに仕事をこなせるというメリットもあって幸せになれます。
「得意」なものの見つけ方
自分が興味を持っていることや得意なことを仕事にすれば、仕事に前向きになれます。ただ、残念ながら、必ずしも「好き=得意」というわけではありません。
たとえば、ビールを飲むことが好きな人であっても、その飲み方が現実逃避のためのものだったら得意とはいえません。それは、ただの依存です。
歌を歌うのが好きな人でも、その人が上手いかどうかは別の話ですよね。つまり、「好き」が必ずしも「得意」にはならず、さらに言えば仕事につながるわけでもないのです。
さて、ここで「自分の得意なものは何だろう?」と気になった人にひとつ質問しましょう。
あなたが「無意識のレベルでできる」ことは何ですか?
これが、得意なもの見分け方のひとつです。
ぜひ考えてみてくださいね。
「好き」×「得意」=「仕事」が最高!
「好き」と「得意」は必ずしも一致するわけではありません。けれど、だからこそ「好き」と「得意」をかけ合わせれば、自分の唯一無二の武器ができます。
たとえば、コミュ力が高い日本酒製造者なら、イベントやオフ会などを開けばさらに飛躍できるかもしれませんし、デジタルに強い絵本作家なら、PCを使ってアニメーションビデオも制作できるかもしれません。
大事なのは、自分の能力と立ち位置を縛りすぎないことです。
- 面倒見がいい
- 調べるのが早い
- 好奇心が強い
- 行動力がある
- 笑顔がいい
など、日頃何気ない行動のどれもがあなたの武器になり得る要素です。
「自分にはここしかない」と、自らで可能性を絞るようなことはやめましょう。
あなたにとっての「日常」はときに唯一無二の武器になり、そしてだれかの価値になるのですから。
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