腱鞘炎になった私が、自分の体のために新調した「三種の神器」

フリーランス

デスクワークの相棒といえば、キーボードとマウスですよね。私もつい最近までは、軽快なタイピング音を響かせながら「知的なビジネスパーソン」を気取っておりました。

———ところが、見事に「腱鞘炎」になってしまったのです。

仕事も趣味もすべて画面の中で完結する現代、悲鳴をあげる手首と親指をなんとかかばうため、私はついに「お助けアイテム」を導入することにいたしました。

腱鞘炎は、スマホやパソコンを使いまくる現代人にとって、もはや避けては通れない「国民病」かもしれません。

今回は、同じように手首や親指の痛みに悩むすべての方へ、私がガチでいま使っている「おすすめのお助けアイテム」をご紹介します。

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立つだけじゃダメ。スタンディングワークにも潜む、手首の負担という盲点。

実は先日、このブログで「スタンディングワークのススメ」なんて記事を書いたばかりでした。

誤解しないでいただきたいのですが、あの記事に嘘はありません。

立ち上がることで腰の負担は劇的に減り、血流が良くなる感覚は確かにありました。姿勢をこまめに変えることは、体全体にとっては非常に理にかなった素晴らしいアプローチなのです。

……本当に、腰にとっては最高だったのです。

しかし、ここにとんでもない盲点がありました。

立つことで姿勢は良くなっても、「机に対する手首の角度」や「手の負担」は1ミリも変わっていなかったのです。それどころか、立つとデスクに手が上から覆いかぶさる形になり、親指の付け根への負担はさらに増していました。

立っても座っても、結局使いすぎれば壊れるという現実に、私の右手はついに悲鳴をあげました。

前回の記事を読んで立ち上がってくださった皆様、本当に申し訳ありません。立つなら、手元も同時にアップデートが必要でした……。

ガチ愛用品その一:垂直型エルゴノミクスマウス

普通のマウスは、手のひらを下に向けて握るため、親指の付け根や手首にものすごい負担がかかっています。さらに親指の付け根が痛いとき、巷で人気の「親指で球を転がすトラックボールマウス」に手を出すのは絶対にNG(症状が悪化、親指が過労死します)。

———私たちが選ぶべきなのは、この垂直型のエルゴノミクスマウスでした。

このマウスは、まるで「マウスと握手する」ような自然な角度で握ることができるのです。だから、手首のねじれもほぼゼロ。

今回導入した「ロジクール LIFT M800」は機能性抜群で、手の小さい方や女性の手にもなじみやすいコンパクトサイズです。

  • 高精度: 4004000DPI対応
  • 接続方式: Logi Bolt USBレシーバー(2.4GHz)/Bluetooth Low Energy
  • マルチペアリング: Easy-Switchで最大3台切替
  • 対応OS: Windows 10/11以降・macOS 10.15以降・Linux・ChromeOS・iPadOS 14以降・Android 8以降
  • カラー: グラファイト/ペイルグレー/ローズ

手首の負担を根本から解消したい方に、まず試してほしい1台です。

———ここで、スタンディングワークならではのコツがあります。
立った状態では上から押さえつける形になり、垂直型は少し操作しづらくなります。

そのため、スタンディング時は「デスクの高さを気持ち低め(肘の角度が90度より少し広がるくらい)」に設定するのが鉄則!

これだけで腕の重さが下に抜け、横から優しく挟むだけで完璧にコントロールできます。

ガチ愛用品その二:可動式アームレスト

もう一つ、デスクの端にネジで後付けできるアームレストを導入しました。

人間の腕の重さは、両腕でなんと約8キロ〜10キロ(ボウリングの球レベル)もあるとか。今まではその膨大な重量を、右手の親指と手首だけで支えながらマウスを動かしていたのです。そりゃあ壊れるわけだ。

そこで新たに取り入れたのが、このアームレストです。

腕の重さをアームレストに受け止めてもらうことで、手首や親指にかかる負担は実質ゼロに。

完全に脱力した状態で、先ほどのエルゴノミクスマウスを優しく操作できるようになりました。座っているときはもちろん、腕が浮きがちなスタンディングワークの際にも、これがあるだけで疲れ方が劇的に変わります。

しかも、このアームレストは角度も高さも自由に調節可能。さらに腕の動きにあわせて稼働するため、作業も楽チン!

作りも頑丈なので、本当におすすめです。

ガチ愛用品その三:傾斜15度のリストレスト

そして最後に新調したが、手首の下に忍ばせる独立型のリストレストです。

キーボードを叩くとき、私たちは無意識のうちに手首をグイッと上へ反らせてしまっています。

デスクの平らな面に手のひらをベタ付けして文字を打とうとすると、どうしても手首が不自然に上を向いてしまうんですよね。この角度が、じわじわと手首の神経や筋肉に負担をかける原因になります。

そこで導入したのが、サンワダイレクトのリストレスト(200-TOK021BK)。

傾斜が約15度あるのですが、この絶妙な角度がもうお見事!

キーボードとの高さがほぼフラットになるので、手首をまっすぐ保ったまま、毎日のタイピングが驚くほど快適になりました。

設置はデスクに置くだけ、わずか3秒。

おまけに表面は手触りの良いレザー調のPU素材。万が一飲み物をこぼしても、サッと拭き取れる手軽さもうれしいポイントです。

番外編:「親指でのフリック入力」を手放す

さて、デスク環境を整えても安心はできません。

現代人を脅かす黒幕、それはスマートフォンの「フリック入力」です。

今や私たちは、朝から仕事終わりの寝る瞬間まで、スマホをフリックする生活……。この何気ない日常の積み重ねこそが、我が親指に悪魔的な仕打ちをし続けています。

そこで私は最近、とにかく徹底して「スマホを左手でしっかりと持ち、右の『人差し指(または中指)』で画面を操作する」というスタイルに変えました。

———そして、ここが最大のポイント!

入力は、指先だけでチマチマ動かすのではなく、「右肘から腕全体を動かす」ように意識して入力するのです。

「今度は人差し指が腱鞘炎になるのでは?」と思うかもしれませんが、心配ご無用。

肘から動かす入力は、二の腕や肩などの「タフで太い筋肉」を使うため、特定の細いスジに負担が集中しません。

コツは、人差し指をピンと張らずに少し丸め、画面を優しくトントンとタップすること。

こうすれば痛む右の親指をサボらせたまま、腕全体の筋肉が代わりに働いてくれます。

道具もいらず今すぐできる「肘からの人差し指打ち」、親指に爆弾を抱える皆様は、ぜひ今日から試してみてください。

【まとめ】自分の体を全力で甘やかす、という「必要投資」

以上、腱鞘炎になった私が今回取り入れた「デスク環境・三種の神器」をご紹介しました。

キツめの腱鞘炎となり初めて、私は道具選びの大切さを骨の髄まで思い知らされました。世間ではよく「便利なガジェットなんて贅沢だ」と言われますが、私は大声で反論したいのです。

ガジェット投資とは、自分の体を全力で甘やかすための『必要投資』であると。

  • 垂直型マウス:手首のねじれをほぼゼロにする
  • アームレスト:重い腕をまるごと預けて負担を実質ゼロにする
  • リストレスト:タイピング時の手首を理想的な「ほぼ水平」に保つ

この3つのアイテムを用意するだけで、毎日のデスクワークの負担は劇的に変わります。

もし今、あなたの手首が少しでも怪しい予兆を放っているなら、それは立派なSOSです。「まだ大丈夫」と我慢せず、全力で身体を甘やかしてあげてください。

自分の身体を守るためにも、頼れる道具にはとことん頼っていきましょう。

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