朝ごはんの食卓に、手軽なボリュームと華やぎを添えてくれる名脇役——それが「ウインナー」です。
パン派であれご飯派であれ、あのパリッとした皮から溢れるジューシーな肉汁の誘惑には勝てず、朝からついつい箸を伸ばしてしまうという方も多いことでしょう。
———しかし、です。
ウインナーを美味しくいただいた直後、なぜかお腹を壊してしまうという、切ない現象に悩まされてはいませんか。
「いや、むしろ食べれば食べるほど元気がみなぎるが?」という屈強な消化器官をお持ちの方は、どうぞそのまま我が道を突き進んでください。というか、心底羨ましいです。
一方で、「わかるわかる! 別に消費期限が切れているわけでもないのに、なぜかお腹が……」と深く頷いてくださったあなた。私は、いま猛烈に親近感が湧いています。
朝一番の至福を味わったのち、腹の底からの不穏なアラートに「ううう……」と悶絶しながらトイレへ駆け込んだ経験があるのでしょう。
そこで今回は、「朝のウインナーは、なぜ私の胃腸を揺るがすのだろう」と、一度でも怪訝に思ったことのある方へ捧げる、ちょっとしたお話です。
なぜお腹を壊す?考えられる原因

誤解のないように申し上げておきますが、私は朝からウインナーを食べてお腹を壊すからといって、「もう一生、君とは絶交だ!」なんていう過激な思想を持っているわけではありません。
むしろ、どうにかして自分の頼りないお腹と折り合いをつけ、ウインナーと末永く仲良くしたい穏健派なのです。
———(ここで、ちょっとしたお断りです!)
インスタントラーメンのときもそうだったのですが、「あらやだ、私は朝からそんな加工食品なんて食べない派ですのよ」という超優良健康志向のあなた。どうぞ今のうちに右回れをしてください。 ここからは、ジャンキーなお話になります。
この記事を真面目に読むよりも、今すぐ『あかね噺』のアニメでも観ていた方が、よほど有効かつ有意義にハッピーな時間を使えますよ、本当に。
アニメを観てめちゃくちゃ熱い気持ちになったという方は、ぜひ後で私と朝まで語り明かしましょう!
……さて、画面の向こうに「ウインナーと添い遂げたい同志」だけが残ったところで、いい加減、話を本筋に戻しましょう。
それにしても、ウインナーの持つポテンシャルというのは、本当に凄まじいと思いませんか?
ご飯と合わせてもよし、パンに挟んでもよし、スープでじっくり煮込んでもよし、あるいは焼いてそのままお口に放り込んでもよし。
どんな食べ方でも、彼は完璧に美味しいのです。まさに和洋折衷を統べる「食の王様」と呼んでも過言ではありません。
……さて、これ以上ウインナーの魅力について語り出すと夜が明けてしまいますので、さっそく「なぜウインナーを食べるとお腹を壊すのか」という大問題について考えていきましょう。
私たちの胃腸を脅かすこの謎には、どうやら「消化不良」と「添加物の存在」という二大巨頭が、実に大きく影響しているようなのです。
消化不良
1つ目の刺客は、「消化不良」です。
そもそもウインナーとは、豚や牛、鶏などのお肉を丁寧にミンチにし、羊の腸にこれでもかと詰め込んでボイルした食べ物。ですから主成分はお肉、つまり「タンパク質」の塊です。
しかし、ここからが問題なのです。ウインナーを製造する際、ジューシーさを極限まで高めるために「脂分の多い部位」をこれでもかと投入します。その結果、動物性油脂、いわゆる「脂肪分」が普通のお肉よりもたっぷりと、それはもう容赦なく詰め込まれることになるのです。
ここで、いささかショッキングなデータをご紹介しましょう。
ウインナーの平均的な脂質はなんと、
ウインナー100gあたり、約29g
あの脂が乗ってて最高に美味しい「秋獲りのカツオ」でさえ、100gあたりの脂質はわずか6.2gほど。
いやあ、ウインナーに秘められた脂肪分の圧倒的な多さにあっぱれ。
一般的に栄養素というのは、炭水化物→タンパク質→脂肪の順番で「胃にとどまる時間」がどんどん長くなっていきます。つまり、脂肪は一番の居座り魔であり、胃もたれを引き起こす最大の元凶なのです。
要するに、脂質が凝縮されたウインナーは、食べるほど、私たちの胃袋に多大なる負担をかけ続ける傾向にあります。
ウインナーを食した後に消化不良や胸焼け、胃もたれや下痢などを引き起こしやすいのは、すべてこの「脂質」の仕業というわけです。
添加物の存在
2つ目の刺客は、「添加物の存在」です。
市販のウインナーといえば、残念ながら食品添加物がてんこ盛りであることで有名です。
なかでも代表格が、お肉を美味しそうなピンク色に見せるための発色剤「亜硝酸ナトリウム」。ハムやベーコンの相棒でもありますが、実は多量に摂取すると人体に有害な影響を及ぼしかねない、なかなかの物質です。
そのため、厚生労働省の定める亜硝酸ナトリウム1日の摂取許可量もシビア。
0.06mg以下×体重(kg)/日
(参照:指定添加物(規則別表一)のJECFAによる安全性評価)
体重60kgの人が1日に摂取してOKな量は「3.6mg」。これに対してウインナー(1本約20g)の最大使用基準から逆算すると、なんと1本あたり「1.4mg」も含まれている可能性があるのです。
つまり、体重60kgの大人が毎日食べるなら「2本まで」がセーフという、衝撃の低リミット。シャウエッセンを朝から3本食べた瞬間、基準値オーバーの危機というわけです。
お腹を壊さない頑丈な胃腸の持ち主であっても、食べ過ぎは完全にイエローカード。
さらに、ストレスや疲れで胃腸がへばっているときは、この「亜硝酸ナトリウム」の刺激に過剰反応してしまうことも。お疲れモードのときは、くれぐれも警戒が必要です。
「やっぱり食べたい」を叶える、ウインナーの安全な食べ方

白米にも食パンにも完璧に寄り添うウインナーの、あの甘い誘惑には、正直なところ逆らえる気がまったくいたしません。
というか、抗うだけ時間の無駄というものです。
ですが、己の肉体の悲鳴を無視して「暴食ウインナー」を続ければ、いつの日かお医者様からドクターストップを言い渡され、強制終了となるかもしれません。
これからの人生も、愛するウインナーとうまいこと平和に付き合っていきたい……。
最後に、そんな切実な願いを抱える同志たちへ贈る、今日から実践できる「ウインナーの安全な食べ方」を2つ、ご紹介いたします。
「無塩せき」のものをチョイスしよう
そこで提案したいのが、「無塩せき」のウインナーをチョイスすることです。
「無塩せき」とは、亜硝酸ナトリウムなどを一切使わずに作られた、いわば「すっぴん」の加工肉を指します。
見た目は少し地味な色ですが、製造工程は普通のものと変わらないため、美味しさはそのまま。むしろ「肉本来の旨味がガツンと濃くて最高!」と、こちらを支持する方も多いのです。
そんな無塩せき界のウインナーの中から、私が激しく推したいのがこちらです。
サイトウハムのウインナー
1等最大100%ポイントバック(要エントリー) 無添加 ナチュラルウインナー 【冷凍便】 サイトウハム 無塩せきソーセージ |
1つ目は、知る人ぞ知る「サイトウハム」のウインナーです。
こちらのウインナーは、厳選された国産の豚肉と鶏肉で作られた、実にヘルシーな逸品。もちろん、お腹を脅かす余計な添加物は徹底して排除されています。
一口かじれば、皮がパチンと弾けてポリポリと最高の歯応え。
あっさり系かと思いきや、噛むほどに肉本来の力強い旨味と、スモーキーな香りがじわじわと押し寄せてきます。
朝ごはんとしてお子様が喜ぶのはもちろん、大人が夜にキンキンに冷えたビールのお供にしても、完全に「優勝」できるポテンシャルを秘めていますよ。
グリーンマークのウインナー
【10個】 信州ハム グリーンマーク あらびきポークウインナー 92g×10個入 【要冷蔵】【クール便】【北海道・沖縄・離島配送不可】[HF] |
2つ目は、信州ハムさんが展開する「グリーンマーク」シリーズのウインナー。
こちらは無塩せきなだけでなく、その他の添加物も徹底して排除した「完全無欠の無添加」仕様です。これなら、お腹がデリケートな大人から、小さなお子様、妊婦さんまで、全員がノーガードで安心してかぶりつけます。
特筆すべきは、あらびきウインナーの「プリッ、ジュワッ」とした圧倒的なジューシー感! ボイルしても焼いても、抜群の存在感を放ちます。
お値段は少しばかりお高めですが、冷めてもお肉が固くなりにくいため、お弁当の隙間を埋める最強のエースとしても大活躍してくれます。
ほかにも色々な味を楽しみたい!という方は、こちらのお試しセットもオススメですよ♪
調理前のひと手間で、添加物を極力減らして食べよう
「どうしても近所のスーパーで売っている、あのいつものウインナーが食べたいのだ!」というこだわり派のあなたも、諦めるのはまだ早いです。調理前の「ひと手間」で、添加物はガッツリ減らせます。
やることは、驚くほどシンプル。
1.ウインナーのボディに、3ヶ所ほど切り込みを入れる
2.1分ほど、熱湯でぐつぐつと茹でる
たったこれだけで、内部に潜んでいた保存料やリン酸塩といった曲者たちが、お湯の中へと溶け出してくれるのです。
ただし、ここで絶対に忘れてはならない鉄のルールがあります。
「茹で終わったお湯は、未練を残さず全て捨てること」
このお湯は、いまや添加物が溶け出した魔のスープです。「もったいないから」とスープの出汁に再利用して体内に回収してしまっては、完全に元も子もありません。
ちなみに、この方法は余分な塩分も一緒に抜けてくれますので、減塩中の方にも全力でおすすめです。
【まとめ】ウインナーはツンデレな相棒!食べる時は計画的に
要するにウインナーは、
- 私たちのお腹を脅かす「ツン」な一面
- 何と合わせても美味しい「デレ」な一面
という魅力的な二面を合わせ持つ、ツンデレな食材です。
そんな彼を食べるなら、「調理前にひと手間かけられる」か、「食後にトイレの時間を確保できる」タイミングがベスト。
胃や腸が弱っていないときに食べることも重要なポイントですね。
なお、ウインナーに限らず、普通に肉を食べても毎回お腹を壊す、という方は肉に対するアレルギーを持っている可能性かもしれません。
自分のカラダを正しく把握するためにも、一度病院で白黒はっきり検査してみることを、お腹の底からおすすめいたします。

