お腹が空いた。
時刻は22時を過ぎたところ。
きっと夕方に晩ご飯を食べたからだ。
今から何か作るのは面倒くさい。かといって、食べないままでは空腹に耐えられない。
スーパーはもう閉まっている。
こんな時間にも頼れるのは、やっぱりコンビニだ。
あそこには何でもある。
魅力満載の揚げ物から、小腹にちょうど良いおにぎり。デザートのアイスだって選べるのだ。
まったく、至れり尽くせりである。
考えてみれば、私は生まれたときからコンビニにお世話になっている。
正直、歴史好きとしては、鎌倉時代や江戸時代にタイムスリップしてみたい。だが、そこにコンビニがないとなると話は別である。
一度この便利さを知ってしまったら、もう甘やかされなかった時代には戻れない。
まさに現代病だ。
だって365日、いつでもそこにいてくれる。どんなときも明るく迎え入れてくれる。
なんとも頼もしいじゃないか。
神さま、仏さま、コンビニさま。
空腹と闘っている今の私には、ありがたいことこの上ない。
「いらっしゃいませ」
気がつくと、私はサラダチキンとプリンを手に取っていた。

