走る日も歩く日も。眠れる保冷剤を相棒に変える、真夏の快適サバイバル術

ライフスタイル

皆さんは、冷凍庫の奥底に「保冷剤」を眠らせてはいないでしょうか。

ケーキの箱の隅についてくる、あの素っ気ない半透明のジェルたちです。正直、溜まる一方で持て余し、「冷やす以外に何ができるのよ」と見くびっている方も多いかもしれません。

ですが私は、ここで彼らの名誉のために主張したい。彼らは、この過酷な酷暑をサバイブするための、恐ろしく有能で健気な相棒であるということを……!

今回は、熱中症という現代の魔物から身を守るとっておきの術をご紹介します。

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その1:手ぶらで全身クールダウン!グローブに仕込む「手のひら冷却」

まずご紹介したいのが、「手のひら冷却」という、一見すると地味極まりない、しかし医学的にも理にかなったライフハックです。

熱中症対策というと、私たちはつい首筋や脇の下を狙いがちです。もちろんそれも正解なのですが、首を冷やしてラクに感じても、体内に熱がたまっていないとは限りません。

そこで手のひらです。

人間の手のひらには「AVA血管」という、体温調節のための特別な血管が張り巡らされています。小さな保冷剤を薄手のハンカチや手拭いにくるみ、冷え具合を調整しながら、「手のひら側」にそっと仕込んでみてください。

走っている間、手のひらからじわじわと心地よい冷気が血液に溶け込み、全身の深部体温を安全に、かつ効率よく下げてくれます。

———なお、普通の保冷剤だと「冷たすぎて手が痛くなる」ことも。市販の手のひらを冷やすグッズを使えば、血管が縮まない最適な温度をキープしてくれるので、このライフハックの効果を最大限に高められますよ!

見た目にはただ真面目に走っている人にしか見えない、まさにスマートな熱中症対策です。

その2:ウエストポーチの腰側に「冷感タオル巻き」

いくら効率が良くても、ジョギング中に手のひらに物がある状態は気持ち悪い……。

そんなふうに眉をひそめた画面の前のあなたには、こちらの方法が断然おすすめです。

やり方は至ってシンプル。

保冷剤を「乾いた状態の冷感タオル」でぐるぐる巻きにし、ウエストポーチ等に入れて骨盤の少し上にピタッと密着させて走るだけです。

タオルの厚みが肉厚なクッションとなり、走る衝撃を和らげつつ、肌を直接凍えさせるリスクを完全に遮断。

しかも、走っていて「冷たい」と感じたら、位置をずらすだけで簡単に調整も可能!冷やしすぎると、腹痛や全身のだるさに繋がることもありますからね。

まさにランナーの体を内側から守るための鉄壁の守備陣です。

———もし「家にあるポーチだと保冷剤がズレて走りにくい」という方は、こちらのランニングポーチがおすすめです。私も愛用しておりますが、本当に裏面シリコン滑り止めが体にピタッと密着して、びっくりするほど揺れません。

しかも、めっちゃ軽い!撥水加工もされているので、とにかくコスパの良いポーチを探している方はぜひ!

その3:100均グッズで即席エアコン!カバンに吊るす「洗濯ネット冷却」

最後は、お出かけ時に使える技の登場。リュック派だろうがトートバッグ派だろうが、明日の外出からみんな等しく幸せになれるのが、この最後の技です。

使うのは、100円ショップのミニ洗濯ネット。それもできれば、生地が肉厚でへたらない「ダブルメッシュ」タイプを強くおすすめします。

ここに、乾いた状態の冷感タオルで包んだ「小さめの保冷剤2個」を放り込み、リュックのショルダーストラップやトートバッグの持ち手へ、むき出しのまま外側に吊るします。

これがもう、歩くたびに背中や腰のあたりがじんわり、ひんやりとして、ため息が出るほど気持ちが良い。

ひんやり効果は、気温によって1~2時間ほど。

保冷剤をタオルで包んでおいたおかげで、ネットのポケット面、メッシュ面に結露も見当たりませんでした。

※水滴が不安な方は、保冷剤をジップロックに入れてからタオルで包みましょう。冷え方は少々マイルドになりますが、水漏れリスクを完全シャットアウトしたうえで涼しさを享受できますよ。

———「100均で探すのが面倒」「見た目をもう少しスタイリッシュにしたい」という方は、専用のものを選ぶのもおすすめ。ワンタッチで装着できて、夏の通勤・通学が劇的に快適になりますよ!

番外編:保冷剤を「トイレの救世主」へ

ここまで熱中症対策としての保冷剤の使い方を紹介してきましたが、最後に「もう一つのサバイバル術」をお届けします。

なんとあの中身、ひと手間加えると災害時の「簡易トイレの凝固剤」に大化けするのです(警視庁災害対策課お墨付き!)。

ただ、そのままでは何も吸ってくれません。彼らを凝固剤として使うためにはちょっとした錬金術の出番です。

やり方は実に簡単。

  1. ジェルに塩を振る:溶けた保冷剤の中身を容器に出し、塩をパラパラと振って混ぜます。すると「浸透圧」で、ジェルがみるみる水分を吐き出しサラサラの液体に変わります。
  2. 濾して干す:残ったポリマーの抜け殻をコーヒーフィルターやキッキンペーパー等で濾し取り、天日で1日ほど干し上げます。

これで完成です。

断水したトイレの袋に仕込めば猛烈な勢いでゼリー状に凝固し、夏のニオイ問題を元・保冷剤が救ってくれます。

ただし、排水口に流すのは絶対にNG!奥底で再び大膨張してガチガチに詰まり、水道業者を呼ぶ大惨事になります。

———捨てる時は必ず可燃ゴミへ。

※なお、常温で液体になる保冷剤は水分のみのため、簡易トイレには利用できません。ご注意!

【まとめ】

冷凍庫の奥で凍りついていた保冷剤は、工夫次第で、夏の厳しい道中を並走してくれる頼もしい相棒へと生まれ変わります。

皆さんもぜひ、彼らを懐にうまく忍ばせて、この容赦なき季節を健やかに生き延びましょう。

———保冷剤ライフハックで夏の暑さをクリアしたら、次は「走る楽しさ」を手に入れませんか?

私がドハマりした、走る時間が一瞬に感じる「お笑いラン」の魅力をこちらの記事で熱く語っています。物理的にもメンタル的にも夏ランを無敵にしたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

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